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ADAV設置空港の2024年度旅客数と広告プランのご提案

 日本の主要空港における旅客数がコロナ禍前の勢いを取り戻しつつある今、2024年度(令和6年度)の最新データには、国内航空の再興と地域活性への期待が見え隠れしています。本記事では、東京航空局・大阪航空局が公表した「管内空港の利用概況集計表(速報値)」をもとに、Airport Dynamic Ad Vision(以下、ADAV)が設置されている空港の旅客数の概況をご紹介し、広告出稿のおすすめプランをご提案します。

 

ADAV設置空港とその役割

 ADAVが設置されている空港は、羽田空港(第2ターミナル)、新千歳空港、函館空港、旭川空港、中部国際空港、松山空港、広島空港、長崎空港、熊本空港、宮崎空港、鹿児島空港、そして那覇空港の計12空港です。これらはいずれも国内外の航空ネットワークにおいて重要な役割を担っています。

 次項では、この12空港の2024年度における利用状況を、東京航空局および大阪航空局が公表している「管内空港の利用概況集計表(速報値)」から抜粋し、旅客数の動向や回復の度合いを分析します。

東京航空局「管内空港の利用概況集計表」  大阪航空局「管内空港の利用概況集計表」

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 羽田空港(第2ターミナル)

新千歳空港

那覇空港

那覇空港

ADAV設置空港の利用概況

 東京航空局の集計によれば、2024年度の羽田空港は国内外を問わず高い利用水準を記録しました。年間総旅客数は約8,799万人で前年の107%と大きく伸び、その内訳を見ると、国際線総旅客数が約2,382万人(前年比120%)と特に力強い回復を示しています。国内線も約6,417万人(前年比103%)と、ビジネス・観光双方の需要が着実に戻ってきていることが伺えます。

 また、主要地方空港では、新千歳空港の国内線年間総旅客数は約2,095万人(前年比104%)、那覇空港は約1,848万人(前年比105%)と、いずれも前年を上回りました。



ADAV設置空港の旅客者数(国内線/2024年度)

空港

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

2025年1月

2月

3月

年度計

1

羽田空港

4,443,220

5,032,103

4,818,726

5,341,004

5,869,688

5,584,662

5,862,674

5,722,622

5,433,030

5,163,022

5,125,929

5,773,918

64,170,598

2

新千歳空港

1,323,276

1,611,936

1,742,570

1,864,183

1,995,027

1,914,287

1,893,519

1,680,674

1,663,449

1,723,767

1,675,868

1,862,400

20,950,956

3

函館空港

118,739

130,618

131,517

147,070

175,118

155,440

152,762

148,552

137,679

140,017

128,218

148,518

1,714,248

4

旭川空港

62,760

74,240

87,264

109,148

120,380

107,124

95,475

82,191

81,022

99,497

95,139

98,594

1,112,834

5

中部国際空港

452,981

479,951

465,234

516,424

619,723

514,543

539,372

528,838

497,086

463,502

472,646

573,952

6,124,252

6

広島空港

182,931

212,369

195,087

212,052

232,221

212,687

229,237

224,907

211,333

189,231

185,715

216,130

2,503,900

7

松山空港

204,247

219,414

204,147

222,012

247,021

236,355

259,232

254,370

230,563

225,088

219,201

253,842

2,775,492

8

長崎空港

219,916

249,693

202,762

235,374

283,052

244,459

268,507

276,242

275,025

241,547

245,620

281,369

3,023,566

9

熊本空港

233,006

265,529

222,847

248,602

296,486

262,683

291,443

296,695

286,958

260,221

249,945

300,090

3,214,505

10

宮崎空港

224,067

246,250

218,215

250,157

284,370

262,962

269,254

288,449

284,720

263,357

272,439

288,587

3,152,827

11

鹿児島空港

412,482

463,721

387,401

458,409

515,869

460,473

506,624

498,554

465,335

439,486

426,208

506,138

5,540,700

12

那覇空港

1,412,443

1,388,680

1,381,314

1,629,427

1,802,100

1,523,793

1,692,968

1,577,670

1,492,870

1,414,570

1,473,067

1,696,020

18,484,922

12空港計

132,768,800

※出典:東京航空局・大阪航空局「管内空港の利用概況集計表」 ※24年度旅客数データは2025/8月時点の速報値

広告出稿プランのご提案

 
 旅客数が増加している各空港で、デジタルサイネージを活用した広告訴求ができるのが ADAV です。従来のポスター貼りと異なり、スライドショーや動画での訴求が可能なほか、静止画も利用できます。
「ADAVを検討しているけれど、どの掲出プランが良いのか迷っている…」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、前述の旅客者数データを踏まえた おすすめの出稿プラン をご紹介したいと思います。

【おすすめプラン】 — ネットワーク枠(全空港配信)


 一番のおすすめプランは、ネットワーク枠(全空港配信枠)です。12空港合計の年間旅客数は数億人規模で、羽田・新千歳・那覇といった国内外の主要ハブから、地方の主要観光拠点空港までカバーが可能です。ビジネス層、観光客、訪日外国人旅行者まで幅広いターゲットに一括リーチできるため広告認知の最大化に有効です。

掲出料金
 ネットワーク枠(全空港配信枠)  : 197万円/週

 

【2拠点集中プラン】

■ネットワーク枠の広告掲載料金  : 197万円/週
■空港単体枠の料金         : 25万円/月~(空港によって異なります)

特に、羽田空港―新千歳空港間(北海道は新千歳・函館・旭川の3空港まとめて配信)および 羽田空港―那覇空港間 は旅客数が多く、空港を限定しながらもリーチ数を確保できるプランとしておすすめです。

また、航空データ分析プロバイダー OAG社 が発表した「2024 世界で最も混雑した国内航空路線TOP10」によると、

羽田空港 ⇔ 新千歳空港:世界第2位(約1,190万席)
羽田空港 ⇔ 那覇空港:世界第7位(約803万席)と、両区間は世界トップ10に入る圧倒的な提供座席数を誇ります。

※ここで示している提供座席数はあくまで「キャパシティ」であり、実際の搭乗数はシーズンや時期によって変動します。
 
この数字は空港広告におけるリーチポテンシャルの大きさを示しており、羽田発着路線の中でも新千歳・那覇は特に多くの旅客にアプローチできる区間と言えます。

出典:OAG Aviation Worldwide Limited「THE BUSIEST FLIGHT ROUTES OF 2024」(https://www.oag.com/busiest-routes-world-2024
OAGは世界中の空港や航空会社にフライト情報やインサイトを提供する信頼性の高い航空データプロバイダーです。

掲出料金(空港単体)
 ①羽田空港(第2ターミナル)  : 180万円/月
 ②北海道(新千歳・函館・旭川) : 175万円/月
 ③那覇空港         : 80万円 /月

複数空港掲出の場合
 ①羽田空港+北海道(新千歳・函館・旭川) : 計 355万円/月
 ②羽田空港+那覇空港           : 計 260万円/月
 ③羽田空港+北海道(新千歳・函館・旭川) : 計 355万円/月
 ④羽田空港+那覇空港           : 計 260万円/月

ご紹介した通り、予算や目的、ターゲットに合わせて出稿プランを自由に組み合わせることが可能です。
貴社のご要望に沿った最適なプランは、弊社営業が丁寧にご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

今回の記事は以上です。今後も皆様のマーケティング活動にとってお役に立つ情報提供して参りますのでご期待ください!

事業創造室 マネージャー 沼澤遵
事業創造室 マネージャー 沼澤遵
前職、GMOインターネットグループにてデジタル広告営業およびメディア運営。14年当社入社。訪日メディア運営、マイレージクラブパートナー開拓、マルチ決済営業を経て、空港を活用したBtoB(toC)コミュニケーション設計のエキスパートとして活動中。 【著者への相談はこちら】https://calendar.app.google/fTGWByQFJ9zPYCH96
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